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スペシャルコンテンツ

新たな事業「BeBees」スタート

未知なる分野へのチャレンジが始まる

創立60周年に向けて、フクシマ化学が目指す新たなコンセプトは「LIFE-TECHよりよく生きる文化をつくる」。
それを具現化する事業の1つとして、今までにないプロジェクトが始動しています。
そこに込められたフクシマ化学の想いに迫ります。

健全な未来の実現に貢献したい

これまで約60年間、樹脂製品の製造に携わってきたフクシマ化学。しかしその間に、社会は“大量生産・大量消費”、“より安価に、どこよりも早く”と、便利なことが快適さや豊かさの基準になってきました。そんな中で、私たちはこれからどんな未来を選びたいのか。そう考えた時、フクシマ化学の福島康貴社長は、「“健全な未来”に貢献できる会社を目指したいと思うようになった」と話します。
フクシマ化学では、これまで“上手に創る・上手に造る・上手に売る”というサイクルを大切にしてきました。しかし、福島社長は「これはヒト目線の資本主義。今後は、ここに地球目線の“自然資本主義”という視点を加えていきたい」と、健全な未来に向けた想いを伝えます。

健全な未来の実現に貢献したい

食と農、そして環境づくりを支える
ニホンミツバチの増加を目指す

健全な未来の実現に向けて、フクシマ化学は何をするべきなのか。具体的な事業イメージを求めて、まず福島社長が着目したのは、農業でした。高齢化が進み、担い手不足から耕作放棄地が増えている現状を知り、より負担なく農業に従事できる農機具の開発を考えたのです。実際のニーズを掘り起こそうと農家を回るうち、福島社長はある話を耳にします。

「実は、世界で栽培されている植物の3分の1は、ミツバチの受粉によって農作物を実らせている」

それはつまり、ミツバチは農作物の花粉を運ぶポリネーターとして、生態系の重要な役割を担っているということを意味します。興味を持った福島社長はミツバチについて独自にリサーチし、日本の固有種であるニホンミツバチは、環境の変化や外来種であるセイヨウミツバチを使った養蜂の普及など、さまざまな要因によって、その数が減少していることも知ったといいます。福島社長は、「ニホンミツバチは、昔から日本の農業、引いては食を支えてきました。しかし今、私たちの暮らしによって、その数が減っているのであれば、ニホンミツバチの数を増やすことに貢献したいと思ったんです」と話し、その実現に向けた新事業を考え始めます。

健全な未来の実現に貢献したい

ニホンミツバチのWell-beingを追求し、
ヒトのWell-beingにもつながる
テクノロジーを

ニホンミツバチが著しく数を減らしているのには、その繊細な生態も要因の1つと考えられています。 古来から生息する野生種のニホンミツバチは、巣箱や周囲の環境に不安があると、すぐに巣を移してしまいます。そのため、飼育が難しい点が数増加を阻む課題の1つでした。 そこでフクシマ化学では、これまで培ってきたものづくりのテクノロジーによって、ニホンミツバチの暮らしやすさ=ニホンミツバチのWell-beingを実現するプロジェクトを考案。まったく新しい巣箱の開発や、ニホンミツバチの養蜂家増加に向けたハチミツ活用、そしてニホンミツバチの研究を通じて自然の大切さを次世代に伝える教育など、 幅広い事業を計画しています。
「さらに、ものづくり企業として人にとっても健全な未来に貢献するため、ニホンミツバチを見つめることで生まれるテクノロジーやアイデアをヒトのWell-beingにつなげたいと考えています。そこで、新たな事業を“BeBees”と名づけ、“Well-beeingからWell-beingへ”というブランドコンセプトを掲げました。
このプロジェクトでは、フクシマ化学だけでなく、さまざまな分野の企業や教育・研究機関、行政などと連携して、ニホンミツバチと私たちの暮らしを変えるテクノロジーとアイデアを追求していく予定です」と、熱く語る福島社長。
現在は、自らニホンミツバチの養蜂にもチャレンジし、その生態に日々向き合っています。

CONCEPT

BEBEES

Well-beeing

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Well-being

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